こんにちは♩
話したいテーマがたくさんあって、色々気の向くままに記事にしています。
テーマごとにまとめてありますので、前回の流れを確認されたい時は、ご利用ください。
オーケストラシリーズになっています→①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩
今日は、オケ部の客演指揮者の話をします。
狂気の合宿
9月に初合わせがあったと思ったら、その約2週間後から合宿です。
1週間、山奥に、館詰めです。
練習時間は、朝9時から夜中の2時まで!笑
「嘘や〜〜ん。ブログやと思って話盛ってるわ〜〜!」
って思いますか?
マジなんです。
(もちろん、ご飯タイムや、途中に休憩はあります。そして、スケジュール上は22時に練習は終わって、そこからお風呂に入り、その後〜2時までは自主練習です。マジです。)
まさに狂気の練習祭りです。
3日目くらいから精神状態がおかしくなってきます。笑
そして、合宿にはトレーナーの先生や、客演指揮の先生も指導しに来て下さいます。
先生が来られた日はの夜は飲み会です。お風呂に入った後の自由時間0〜2時にどんちゃんします。(山奥の施設なので。)
いやあ・・・よくやってたな・・・
こんな恐ろしいスケジュールなので、合宿中は体力的にも精神的にもただただしんどくて上達した感はありません。
でも、面白いことに合宿から帰って、通常練習になった時、
「あれ、なんか弾けるようになってる…!」
なんてことが起こります。
あんだけ練習したら、そらそうなりますわ。って感じですが。笑
初・客演指揮の先生練習
定演は、プロの客演指揮の先生にお金を払って(練習10回程度+本番の日のギャラ)本番までお世話になります。
だいたい、先生に練習を見てもらいだす前に、ある程度は学生指揮の合奏や、セクションに別れて練習を重ねて、先生には音楽的なことを中心に教えてもらうっていうのが理想です。
理想なので、しかもアマチュア学生の部活なので、なかなか楽譜はさらいきれてないし、基本的なことも注意されます。
初心者も多いので、そもそもの音楽の向き合い方や、音の出し方などなど。
でもそれを教われるのもプロの先生に来ていただく醍醐味です。(先生は大変かもだけど。)
この時の先生は合宿で初めましてでした。
以前に記事にしたように、「指揮者やるぞ」って密かに思っていたので、プロの人の指揮を奏者側から体感できるのを、とっっっっっっっても楽しみにしていました。
練習場に現れた先生・・・は普通の優しそうなおじさん。笑
年齢は60歳にかからないくらいでしょうか。フサッとした黒髪にところどころ白いものが混じっていて、どっちかというとがっしり体型で、手の大きな優しい目をした人物でした。
「思ってたより普通の人だなぁ。どんな指揮を振るんだろう・・・」
魔法
先生の練習が始まるまでの練習を取り仕切るのは、学生指揮だと言いました。学生指揮は2人いて、3回生から1人、4回生から1人です。学年に1人いる感じですね。
3回生の春の演奏会が学生指揮デビューとなるわけです。
わたしが乗っている「イタリア奇想曲」は4回生の先輩が下振り(本番は振らないけど、練習は指揮すること)でした。
4回生ともなると、指揮者で本番も経験していて慣れもあるし、指揮も上手でした。
だから先生が指揮を振った時、最初はそこまで大きな違いを感じませんでした。
でも・・・
ん・・・
あれ・・・・・
なんかいつもと全体の音が違う
なんかいつもと音楽の流れが違う
そして何より、なんか楽しい!笑
先生は指揮棒を振っているっていうより、音楽を表現しているって感じだな、とも思いました。
先生の内側に確固たる理想の音楽が流れているから、それに引っ張られてわたしたちの出す音も変わってくるのかな。
な〜んて今では考察しますが、とにかく当時は「楽しい!楽しい!」と感動していました。
実際に音を鳴らしている時だけでなく、チャイコフスキーが曲を書いた時の小話や、曲の各シーンのイメージの捉え方など、勉強になることがたくさんありました。
新しいことを知れる楽しさ・・・
魔法のような時間だと思いました。練習時間が終わって欲しくなかったです。
疑問
「どうしたら上手くなれるんだろう。」
「良い音楽って演奏ってなんだろう。」
日々の練習も精一杯でしたが、クラシック音楽の奥深さに感動するたびに、こんな疑問を抱くようになりました。
上手く、というのは、技術的なことはもちろんなのですが、人のこころに訴えかけるとか、思わず聞き入ってしまう演奏をすることです。
4年間の中で、何度もこの疑問にぶち当たり、
また、自分の問題、部活内の問題、それらに一つずつ向き合い続けた結果を、
最後の演奏会で、表現でき・・・るのでしょうか?笑
この時、まだ1回生。
道のりは、長い。笑
オケ話、つづきます。
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