こんにちは♫
今日はオケ部の演奏会の曲の決め方と、ある交響曲との出会いについてお話しします!
シリーズになっています→①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、11
選曲
オーケストラは、市民オケでも、学生オケでも、演奏会の曲を決める「選曲」というものがあります。
「選曲会議」とか言ったりしますね。
選曲の仕方はオケによってさまざまで、コンサートマスターと指揮者が決めるオケもあれば、全員投票するオケもあります。
(プロはどうやって決めてるんでしょうね。団の運営組織が決めるのでしょうか。)
わたしの大学オケはというと、
部員全員から曲を募集する
↓
出てきた曲全てを審査していき、最終的にどの曲を演奏するか決める
って感じでした。
オープニング、中プロ、メイン、それぞれに分かれて選曲します。
選曲会議は、各パートから1人ずつ代表で出てきて、意見を言う感じです。
オープニングで候補曲が20曲出てきたら、5曲ずつに分けて、5曲の中から1曲だけ残し、最終残った4曲の中から、決める形です。
(分かりにくくてすみません。トーナメントっぽい感じですね。)
各パートの代表は、パート内全員の意見を聞いてから選曲会議に臨みます。
なので、1回生でも選曲会議の前に曲を聞いて、分からないなりに感想を代表者にメールで送らないといけません。
正直、最初は曲を聞くのが苦痛でした。
みんな自分のやりたい曲を応募するので、聞く曲が多い(汗)
メインのシンフォニーとか、4楽章構成で40分〜50分です。
それを立て続けに聞くと、集中力なくなります。。
入部当時は知っている曲の数も多くなく、まだまだオーケストラに目覚めているわけではなかったので、早送りとか飛ばしながら聞いていました(ごめんなさい)
チャイコフスキー作曲
交響曲第6番”悲愴”
この曲、覚えている方もいらっしゃるかも。
そうです。初めてプロの演奏会を聞きに行って、オール爆睡をかました時の曲です。
その時は、、なんでしょうね。ほんと寝てました。
そして、悲愴に再び出会ったのは、1回生の冬の定演の選曲の時でした。
メインに悲愴が候補としてあげられていたのです。
かなり有名な曲ですから、好きな先輩がいたのでしょうね。
「は〜選曲めんどくさ〜〜」
と思いながら、大学の構内でひとりyoutubeタイム。
「”悲愴”かぁ…。どんな曲やろ。」
第一印象は(厳密には2回目ですが汗)
・・・暗い。けど惹かれる。
でした。
曲想紹介
1楽章
ファゴットの不吉なソロから、この曲の物語は始まる。
途中にふっとあらわれる静寂に胸をぐっと掴まれそうになる。
押し寄せてくる不安・衝動・怒り・・・
苦しみの渦に取り込まれ、もがく・・・
最後は安らぎを得たかのように穏やかに終止。
2楽章
華やかなワルツ。だが通常の3拍子ではなく、4分の5拍子という不思議な心地のするワルツ。
美しい宮殿の中で、楽しく踊っているはずなのに、どこか不安が消えない。
3楽章
浮き足立っている。嬉しくてたまらない。
自信は確信となり、こう叫ぶ「全てを手に入れた!」
4楽章
急に涙が溢れる。足元から崩れていくような感覚。
また苦しみに囚われそうになる。
しかし・・・
歩いてきた。一歩ずつだったかもしれない。ただ、確実に歩いてきた。
長い道のりだった。
生きている。生きている。生きているんだ!
長い道のりだった。
今は、しばらく目を瞑っていたい・・・
通して聞ける方はこちら
長くなっちゃったので、わけますね。
つづきます。
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