それいけ!スポ根オケ部12〜交響曲との出会い前編〜

オーケストラ
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こんにちは♫

 

今日はオケ部の演奏会の曲の決め方と、ある交響曲との出会いについてお話しします!

 

シリーズになっています→11

 

 

選曲

 

オーケストラは、市民オケでも、学生オケでも、演奏会の曲を決める「選曲」というものがあります。

「選曲会議」とか言ったりしますね。

 

選曲の仕方はオケによってさまざまで、コンサートマスターと指揮者が決めるオケもあれば、全員投票するオケもあります。

(プロはどうやって決めてるんでしょうね。団の運営組織が決めるのでしょうか。)

 

 

わたしの大学オケはというと、

 

部員全員から曲を募集する

出てきた曲全てを審査していき、最終的にどの曲を演奏するか決める

って感じでした。

 

オープニング、中プロ、メイン、それぞれに分かれて選曲します。

 

選曲会議は、各パートから1人ずつ代表で出てきて、意見を言う感じです。

 

オープニングで候補曲が20曲出てきたら、5曲ずつに分けて、5曲の中から1曲だけ残し、最終残った4曲の中から、決める形です。

 

(分かりにくくてすみません。トーナメントっぽい感じですね。)

 

 

各パートの代表は、パート内全員の意見を聞いてから選曲会議に臨みます。

なので、1回生でも選曲会議の前に曲を聞いて、分からないなりに感想を代表者にメールで送らないといけません。

 

正直、最初は曲を聞くのが苦痛でした。

 

みんな自分のやりたい曲を応募するので、聞く曲が多い(汗)

 

メインのシンフォニーとか、4楽章構成で40分〜50分です。

それを立て続けに聞くと、集中力なくなります。。

 

 

入部当時は知っている曲の数も多くなく、まだまだオーケストラに目覚めているわけではなかったので、早送りとか飛ばしながら聞いていました(ごめんなさい)

 

 

チャイコフスキー作曲

 

交響曲第6番”悲愴”

 

この曲、覚えている方もいらっしゃるかも。

 

そうです。初めてプロの演奏会を聞きに行って、オール爆睡をかました時の曲です。

 

その時は、、なんでしょうね。ほんと寝てました。

 

 

そして、悲愴に再び出会ったのは、1回生の冬の定演の選曲の時でした。

メインに悲愴が候補としてあげられていたのです。

かなり有名な曲ですから、好きな先輩がいたのでしょうね。

 

「は〜選曲めんどくさ〜〜」

と思いながら、大学の構内でひとりyoutubeタイム。

 

「”悲愴”かぁ…。どんな曲やろ。」

 

第一印象は(厳密には2回目ですが汗)

 

・・・暗い。けど惹かれる。

でした。

 

 

曲想紹介

 

1楽章

ファゴットの不吉なソロから、この曲の物語は始まる。

途中にふっとあらわれる静寂に胸をぐっと掴まれそうになる。

押し寄せてくる不安・衝動・怒り・・・

苦しみの渦に取り込まれ、もがく・・・

最後は安らぎを得たかのように穏やかに終止。

 

Tchaikovsky – Sixth Symphony – First Movement

 

 

2楽章

華やかなワルツ。だが通常の3拍子ではなく、4分の5拍子という不思議な心地のするワルツ。

美しい宮殿の中で、楽しく踊っているはずなのに、どこか不安が消えない。

 

Tchaikovsky – Sixth Symphony – Second Movement

 

 

3楽章

浮き足立っている。嬉しくてたまらない。

自信は確信となり、こう叫ぶ「全てを手に入れた!」

 

Tchaikovsky – Sixth Symphony – Third Movement

 

4楽章

急に涙が溢れる。足元から崩れていくような感覚。

また苦しみに囚われそうになる。

しかし・・・

歩いてきた。一歩ずつだったかもしれない。ただ、確実に歩いてきた。

長い道のりだった。

生きている。生きている。生きているんだ!

長い道のりだった。

今は、しばらく目を瞑っていたい・・・

 

Tchaikovsky – Sixth Symphony – Fourth Movement

 

通して聞ける方はこちら

Tschaikowsky: 6. Sinfonie (»Pathétique«) ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Lionel Bringuier

 

 

 

長くなっちゃったので、わけますね。

つづきます。

 

 

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