こんにちは♩
オケ部ストーリー続きです。
指揮者は練習を仕切っていくため、下準備が必要という話をしました。
指揮者ど素人のわたしがどんな風にスコアリーディングしていたかを書いてみます。
前回まではこちら→前回まではこちら→①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、11、12、13、14、15、16
千尋式スコアリーディング
あくまでわたしが先輩から聞いたり勉強した中でしていたやり方です。
①メロディをチェック
②伴奏(主にコントラバス)をチェック
③ティンパニをチェック
④一番細かいリズムをしている楽器をチェック
⑤フレーズに区切る
⑥大切な和声をチェック
どれが大事とかの順位ではなくて、この①〜⑥の順番でしていた感じです。
違う楽器が同じ動きをしていたりするので、そういうのも見ておきます。
①メロディラインをどの楽器がやっているかチェックします。
大体1stバイオリンかフルート・オーボエあたりが多いです。
②伴奏や、舞曲なら土台のリズムはかなり大事です。
以前にプロの指揮者の先生に「分からなくなったらコントラバスとティンパニを振っておけば大丈夫!」って冗談か本気か…なことを言われました。
③ティンパニは裏ボスです。
リズムを締めてくれたり何かと重要な役割が多いです。要チェックやぁぁ
④2ndバイオリンとヴィオラに多いですが、刻みや細かいリズムをしている楽器をチェックします。
中間管理職の内声がメロディと伴奏の繋ぎ役です。
⑤フレーズに区切るのは、指揮者はスコアを見ているので曲の流れが分かりますが、各楽器はそれぞれのパート譜を見ています。
だから適宜みんなにフレーズの共有をしていきます。
⑥曲の雰囲気や進行に大きく関わっているのが、和音・和声です。
メロディも大切ですが、和声はめちゃくちゃ大きなパワーを持ちます。
曲の変わり目変わり目の和音をチェックしてどのように変わっているか確認しておきます。
と、まぁここまでが基本編って感じでしょうか。
Beethoven Symphony no.5 mov.2
自分で書いててやること多いなって思いました。笑
序曲とか10分くらいの曲なら別にそこまでですが、交響曲とか長い曲になってくるとマジで大変です。
この基本編で曲の流れや骨格を掴んで覚えて、それから味付けですからね。。きゃー
練習初期
初合わせが終わってからの練習は、パート練習とかセクション練習が中心で、あんまりTuttiはないと思いますが、それでもたまに挟んだりしますよね。
よっぽど上手なオケならともかく、学生オケとか小さめの市民オケとかなら練習初期はあんまりオーケストラのみんなも譜読みが終わってなくて、Tuttiしてもぐちゃぐちゃになったりします。汗
だから曲の雰囲気とかうんぬんよりも、指揮者の最初の仕事は”交通整理”です。
曲の拍通り(もしくはゆっくりめに)きっちり振り、
ズレているところを指摘し、
同じ動きをしている楽器を抜き出して一緒にやってもらったり、
あまりにもできていないパートは単独で演奏してもらったり(スパルタ)笑
それが整ってきたら曲の雰囲気も伝えていく感じですかね〜。
あんまり杓子定規にやりすぎるのも練習が面白くないので、その辺はバランスです。
気をつけていたこと
Tuttiやセクション練習を仕切る上で気をつけていたこと。
短く
分かりやすく
指示する
これに尽きます。
あれもこれも気になるぅ〜〜
全然あってないじゃないの〜〜〜
ってなる気持ちを抑えて(笑)
合奏を止めて、指示するのに話す時間は10秒まで!
それ以上ウニャウニャ話してもオケのみんな聞いてません。笑
練習も本番が近づいてきたり、曲の背景のこととか話す時は
じっくり時間取ったりしますけど、基本短く気をつけていました。
何だか今日はめっちゃニッチな話になっちゃいましたね。
しかも文字だけだから分からない方にはちょっと難しかったかも。
オーケストラしてますって言うと、
よく「すごいね〜!!」って言ってもらえたりして、
華やかな印象があるんでしょうか?
でも、意外とやってることは地味です。
そこが面白いところでもあるんですけどね🤍
今日はそんな感じで。
ではまた〜〜
愛を込めて♡
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