辞めた職場のことを思い出す朝

仕事とお金
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もうどんなテンションで通勤していたとか

 

どんな場所で働いていたとか

 

記憶としてはもちろんあるけれど、

 

感覚としては思い出せないくらい 

 

以前の職場のことを忘れている自分がいる。

 

 

 

就職してすぐくらいに

 

「ここで40年働くとか絶望」

 

なんて思った。

 

 

嫌な職場って意味じゃなくて、(入ったばかりで知らないし)

 

先に見えたレールが長すぎて、自由のない囚われの身みたいに感じたんだと思う。

 

 

 

それから5年間働くわけだけど、

 

自分なりにサラリーマンとして、や、そこの職場の答えというか

 

最適解みたいなものを探しながらの5年間だった。

 

 

重鎮主催の勉強会に誘われれば参加し、

 

職場改善のプロジェクトに声をかけられれば参加し、

 

意識高い系の先輩の集まりにも顔を出した。

 

職場から斡旋された研修にも足を運んだ。

 

 

機能していない業績評価制度もろもろに疑問を感じ、

 

業務改善の前にそもそもの全体の残業をどうにかした方がいいと思い、

 

意識高い系の熱量に単純にひいてしまったり(🤣わたしはのんびりしてるので…)、

 

研修はいくつか面白いものもあって、それはよかったけれど・・・

 

 

ハッキリ「これ!」と言う理由は分からないのに、

 

ずっとモヤモヤしていた。

 

 

どうしたら職場環境は良くなるんだろうなんて考えていた。

 

のし上がって、重鎮になって、変えてやろうか…?

 

(これは人生デスロードになるから絶対嫌なんですけど、一瞬思っただけw)

 

 

自分がサラリーマンとして働くにあたって、心と身体、仕事と休日、などの良いバランスも常に探していた。

 

 

 

でも、どうしてもしんどかった。

 

 

 

そうこうしているうちに異動になった。

 

 

上司ガチャで大ハズレを引き(笑)、メンタル大大大ダメージで出勤できなくなった。

 

(自分の繊細さを知れて今では良かった。)

 

 

辞めるまで、数ヶ月休んだ。

 

その間にいろんな人に話を聞き、いろんな本を読み、あとはひたすらダラダラした。

 

 

その期間に出会った本の中に、日本のサラリーマンの構造上の歪みや問題が、めちゃくちゃ分かりやすく書いてあった。

 

 

ずーーーっと抱えていた疑問、悩み、不満などが全て押し流されてしまったかのようだった。

 

 

 

日本のサラリーマンは、正社員という身分のメンバーたちによる会員制組織で

そこの組織内で汎用性の高い人材になることが求められている。

 

仕事の専門性は育ちにくく、転職することはほとんどない。(終身雇用)

年齢に応じてお給料が上がっていくことも関係している。(年功序列)

 

そのような閉じられた集団の中だと人間は、悪評が立たないようにと消極的な心理状態になる。(この心理状態は環境によるもので、人種などは関係ない)

 

また、経済成長している時はこの仕組みで全員がメリットを享受できたが

この先の日本で経済が成長していくことはまず見込めず、この仕組み自体の限界がもうきていると言って良い。

 

それを踏まえた上での生存戦略は、、、

 

 

とまぁわたしの意訳なんですが、おおよそあっているはず。

 

 

この本を読んだから辞めたとかではないけれど、

 

ずっと自分なりに最適解を探しながら仕事をしてきたからこそ

 

目が覚めたように読めたんだと、自分では思っている。

 

 

上司や、組織のトップや、その組織単一の問題ではなくて

日本のサラリーマンという構造上の問題なんだ

 

ってこと。

 

 

これが、自身の感覚としても腹落ちして良かった。

 

真面目に働いてきて良かった。

 

良い経験になった。

 

そう思えたことも良かった。

 

 

 

今穏やかに生活できているのは、一回ゴリ押しで根性で5年働いたから。笑

 

多分もともとの性格上も向いてないのに、、頑張ったよ。

 

長く働いている方からしたら、たった5年だけどね。

 

 

 

もう自分の人生をレールだなんて思わない。

うしろに歩いてきた道のりはあるけれど。

 

 

 

そんなことが浮かんだ朝の7時30分。

 

早起きは三文のトク・・・?笑

 

 

 

ではではまた。

愛を込めて♡

 

 

改めて日本の全サラリーマンに読んで欲しい本。

 

 

 

 

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